期末テスト1週間前・・・
中間テスト後、中学生の無料体験の案件が5件くらい入ったので忙しかったですが、現在は無料体験の受付を一時停止させていただき、期末テスト後に無料体験の受け入れを再開することにしました。
早いもので、2学期期末テストまで、残りあと1週間となりました。
中学3年生では毎日自習しにくる子もいて、勉強に熱が入ってきています。
中学3年生は、これでもうテスト直前日まで毎日の通塾となります。このテスト結果によって内申点が左右されるわけですから、もうひたすら問題に向き合って勉強してほしいと思っています。
一方、中学3年生の中にはここにきて勉強するモチベーションが上がらず、塾には来ているものの、いまいち熱が入らない生徒がいます。今年は意識の高い子と低い子の落差が激しくて悩ましいです。
しかし、モチベーションが上がらないといえば聞こえはまだいいですが、悪意を持って換言すれば「勉強が面倒くさい」、つまり「やりたくない」という事でしょう。
「勉強して何になるの?」「高校いって何になるの?」「生きていければそれでいいじゃん」・・・。
そういった直線的な質問は、親や教育関係者だけでなく、様々な大人を悩ませるものでもあります。
勉強しないだけでなく、そういった言葉を家庭でも口に出すので、きっと親御さんでさえもストレスがたまることでしょう。
ここにきてそういわれるのは我々講師にとって一番厄介ですが、当塾ではそんな質問に簡単に答えます。
「勉強して何になるの?」→「何にもならないかもね」
「高校いって何になるの?」→「行ってから考えれば」
「生きていければそれでいじゃん」→「うん、そうだね」
適当な返事のようですが、これには意味があります。こういうことを言う子供は、これらのセリフを言えば大人が困るという事を知っているのです。もちろん成績の良い子が言えば、当然こんな答えは言わず、具体例をもって相当深く会話しますが、多くの場合、成績の低い子がこういったセリフを臆面もなく口に出します。
適当な返事はいわば肩透かし・・・。「私・僕だって大人を困らせることを言えるぞ」という、いま流行りの「論破王」のような行動をすることで自分の優位性を相手に示そうという健気な行動であるという見方をすれば、湯気が立つほどたった腹もおさまり、塾業界人として、それでも成績を上げられるポイントはどこかの検索も再開できます。
どちらにせよ、モチベーションがあろうとなかろうと、勉強が面倒くさくても、勉強なんかやりたくなくても、そんなの関係なくテストの勉強しなければなりません。
1つの信仰が当塾にはあります。
受験勉強は必ず人を成長させる。
本当に嫌かもしれない勉強も、当塾の敷地内に入った以上必ず勉強させます。
どちらの塾でも、勉強をやってくれる子8割、しない子2割…。そしてその2割の生徒で悩みが8割を占める。
働きアリの理論とはよく言ったものです。
中堅・上位層の子たちはどんどん勉強ペースを加速させ、低位層の子たちはとにかく勝てるポイントを増やしていく。
今年は例年以上に、考えさせられるテスト期間を送らせてもらっています…。